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オススメ動画編集アプリを徹底比較!「無料アプリとiPhoneでプロ並み動画を作る方法」

みなさんこんにちは。副業エンジン編集部の村井陽花です。Youtubeや動画コンテンツ市場が盛り上がりを見せる昨今、副業として動画編集をはじめたと思っている方も多いのではないでしょうか?

実際に動画編集は圧倒的に作り手不足であり、ランサーズやクラウドワークスを見てみると初心者でもできる動画編集の案件は数多くあります。

少し前までは、高額な機材やソフトを揃える必要がありましたが、今はiphone一つで十分プロ並みの動画を造れてしまうのです。そこで今回は「お金をかけずiPhoneのみでプロ並み動画を作る方法」を紹介したと思います。

 

アプリ選びの3つのポイント

無料でどこまで出来るのか

「3日間無料体験!(その後、月○○円)」の表示から登録したことを忘れ毎月お金を払っていたという経験はありませんか?実は、動画編集アプリは無料でインストールできても中身を見てみたら有料ということも少なくありません。無料で十分にクオリティの高い映像は作ることができるので、本当に無料なのか注意して選びましょう。

透けロゴがついていないか

無料でダウンロードができ、編集も無料でできたと思ったら、アプリの透けロゴがついているというパターンもあります。透けロゴが付いていると映像のクオリティーが高くてもモバイルアプリで作った感が出てしまいますね。透けロゴもアプリに課金することで消すことも大体の場合は可能ですが、紹介するアプリはすべて無料で透けロゴなしで作れるものなので参考にしてみてください。

どのような映像を作りたいか

インタビュー動画や企画系の動画など文字やステッカーなどの素材を多用する場合は、素材をいれる編集に特化したアプリが良いでしょう。また、風景の映像やシンプルなPVなど、元の映像を生かした綺麗な映像を作りたい場合は、映像の色合いを変更できたり、トランジッションの種類の多かったりするアプリが良いでしょう。このように自分の作りたい映像にあったアプリを使うことがクオリティーの高い映像を作る鍵となります。映像制作のアプリは、それぞれ強み弱みがあります。

自分がどんな映像を作りたいのかを明確にすることで、目的にあった最適なアプリを選びましょう。

本格的な編集にオススメの動画編集アプリ

VLLO

とにかく機能が多く出来ることの多いVLLO。こだわって作りこみたい人には、絶対にオススメです。細かい編集機能の量に加えて、モーションステッカーやフレーム、字幕のテンプレートなどの素材の量は無料とは思えないほどの充実ぶり。有料にすると全て利用可能になりますが、無料でも十分な量があります。ただ、できることが多い分ごちゃごちゃしているので編集のしやすさは以下の2つに劣ります。

機能性:★★★★★
使いやすさ:★★★☆☆
おすすめ度:★★★★☆

Adobe Premiere Rush

Adobe Premiere Rushもです!Adobe Premiere Rushはプロの映像クリエイターも多く利用しているPC編集ソフトAdobe Premiere proを初心者向けにしたようなものです。モバイル版は、ダウンロード後、無料のAdobe IDに登録しログインすることで完全に無料で無制限に使用することができます。

機能性:★★★☆☆
使いやすさ:★★★★☆
おすすめ度:★★★★☆

iMovie

iMovieはAppleの純正の動画編集アプリですね!このアプリの良いところは編集画面がシンプルで編集しやすいというところですね! しかし動画のサイズが1パターンしかなかったり、字幕の種類が少なかったりするので機能の量は他の2つに劣ると思います。

機能性:★★☆☆☆
使いやすさ:★★★★★
おすすめ度:★★★☆☆

動画編集アプリを徹底比較

それぞれのアプリの機能を、編集のしやすさ、画面比率、クリップ、変形、テキスト、トランジション、カラー、速度、オーディオ、その他の10種類に分けて比較しました。

VLLO  Adobe Premiere Rush iMovie
編集画面
画面比率 ×
クリップの編集
変形
テキスト ×
トランジション
カラー
速度
オーディオ

 

①編集顔面

【VLLO】

映像クリップを(無料版では)重ねることができないのですが、BGM、効果音、画像、モーションステッカー、字幕などに分類されていてわかりやすく時系列を見ることができますね。ただスライドさせなければ全てのクリップを見ることができないので複雑な編集をするときには便利と言えますが、使うクリップの少ないシンプルな編集をしたい場合には若干見づらい部分もあると言えます。

【Adobe Premiere Rush】

元の映像や画像、字幕などといった映像の素材と、BGM、効果音などのオーディオの2つに分けられているため、非常にすっきりしていてわかりやすいでしょう。全てに関して無制限に重ねることができるので便利です。

【iMovie】


映像や画像については重ねることはできませんが、オーディオは重ねることができます。指でクリップを拡大することによってかなり細かく編集ができるので、映像や画像を重ねるといった機能を必要としない方にはお勧めできます。

②画面比率(アスペクト比)

まずは画面比率(アスペクト比)です。アスペクト比とは長辺と短辺の長さの比率を表すもの(横ドット数と縦ドット数の比率)です。YouTubeなら16:9、インスタグラムの投稿なら1:1もしくは4:5、ストーリーなら9:16などと、その場に適用したサイズがありますね。それぞれのアプリで作ることのできる動画のアスペクト比は以下のようになっています。

【VLLO】

1:1
4:5
16:9
9:16
1.85:1
2:1
2.35:1

元動画の比率
計8種類

【Adobe Premiere Rush】

16:9
9:16
4:5
1:1
計4種類

【iMovie】

16:9
計1種類

一番画面比率の種類が多いのはVLLOでした。一般的に使われているものはAdobe Premiere Rushでも十分に揃っていると思います。iMovieの1種類というのはiMovieを使う上で一番の難点だと思います。16:9の映像を作りたい場合は特に弊害はないのですが、縦動画などの編集をしたい場合はお勧めできません。

③クリップ

次にクリップです。クリップとは映像を編集するのに利用される個々の素材のことです。編集をする中でも、ビデオクリップ、オーディオクリップなどのように素材ごとに分けられます。クリップを分割したり並び替えたりすることで動画の流れの土台が出来上がります。まずクリップに対して出来る機能を比較してみました。

【VLLO】

始点と終点の設定、分割、削除、複製、オーディオの分離、オーディオクリップを重ねる、画像クリップを重ねる

【Adobe Premiere Rush】、

支店と終点の設定、分割、削除、複製、オーディオの分離、オーディオクリップを重ねる、画像クリップを重ねる、映像クリップを重ねる

【iMovie】

始点と終点の設定、分割、削除、複製、オーディオの分離、オーディオクリップを重ねる。ほとんどの同じ機能が備わっていましたが、iMovieに対してVLLOは画像クリップを重ねるという機能が、Adobe Premiere Rushは画像クリップを重ねると、映像クリップを重ねるという機能が追加でありました。クリップを重ねるとは横軸の時系列に対して縦に素材を並べることを言います。例えば、YouTubeなどでテキストを出すタイミングでBGMの上に効果音を鳴らしたい場合、オーディオクリップを重ねることになります。以下のようなものが画像クリップを重ねる例と映像クリップを重ねる例となります。

参考動画1

参考動画2

④変形

変形では、映像に対して表示する形を変える機能を比較します。

【VLLO】

X軸Y軸に関する位置の変更、拡大縮小、回転、切り抜き(クロップ)、余白の作成

【Adobe Premiere Rush】

X軸Y軸に関する位置の変更、拡大縮小、縦横比を無視した拡大縮小、回転、切り抜き(クロップ)、エッジのぼかし

【iMovie】

X軸Y軸に関する位置の変更、拡大(縮小)、回転(90度ごと)

VLLO とAdobe Premiere Rushでは指でピンチすることで位置の変更、拡大縮小、回転をすることができます。また、VLLOでは、編集画面の右上の方にある磁石のアイコンをタップすることで位置を綺麗に整えることができます。iMovieでは90度ずつしか回せなかったり、縮小ができない場合があったりと、使いづらい部分もあります。

⑤テキスト

動画のタイトルや字幕をつける際にテキストのフォントの種類、デザインの自由度といったところはかなり重要なポイントとなりますね。テキストの挿入のしやすさはアプリによってかなり異なるので、アプリを選ぶ判断基準の一つとしても良いと思います。

 

【VLLO】

・既存フォント多く、日本語対応のものも多い
・広告視聴でファイルからフォントを追加できるようになる
・38個のテンプレート
・文字色枠線、不透明度、バックグラウンド、シャドー、フォント比の編集が可能
・フェード、ズームイン、ズームアウトのアニメーションをつけられる
・複製ができる
・テキストの他にラベル(ステッカーの上に文字)と字幕(ステッカーの上に文章)の2つ項目があり、多くのテンプレートがある

【Adobe Premiere Rush】

・既存フォントは多いが日本語対応のものは少ない
・Adobe Fonts から追加することができる
・38個のテンプレートからスタイルを選ぶ
・フォントサイズ、字間、行間、ベースラインシフト、塗り、アウトライン、シャドーの編集が可能
・一つのクリップとして扱われるためトランジションや変形、複製の効果を使うことができる

【iMovie】

・既存の9つのテンプレートから選択
・中央か左下の2つの位置しか選べない(一つだけ右下が選べる)
・色の変更やフォントの変更、位置の変更は不可
・1つのクリップに1つのテキスト話挿入するため、1つのクリップに複数のテキストや、複数のクリップに続けてテキストを表示することはできない。

⑥トランジション

トランジションとは映像編集での場面の切替効果のことを言います。トランジションは、動画の質を左右する重要な鍵とも言えます。トランジションを単に使えば良いというわけでなく、編集している動画に合ったトランジションを入れることが重要です。上手にトランジションを挿入することによって、インパクトを与えたり印象を操作したりすることができます。今回はトランジションの種類とデュレーション(トランジションに掛ける時間)を紹介します。

【VLLO】

テンプレート数 11
デュレーション0〜5秒

【Adobe Premiere Rush】

テンプレート数 3
デュレーション0〜3秒

【iMovie】

テンプレート数 12
デュレーション0.5秒、1秒、1.5秒、2秒から選択

トランジションの数でいうとAdobe Premiere Rushが圧倒的に少なかったです。Adobe Premiere Rushにはクロスディゾルブ、暗転、ホワイトアウトの3つのトランジションがあります。

クロスディゾルブ

参考動画3


暗転

参考動画4

ホワイトアウト

参考動画5

VLLO とiMovieにはこれに加えてスライドやワイプ(上下左右の4方向)などのトランジションがあります。

スライド(上)

参考動画6

ワイプ(上)

参考動画7 

 

iMovieでは映像の開始時と終了時にトランジション(暗転、ホワイトアウトなど)ができません。ただ、白や黒の平面画像を用意してクロスディゾルブを使えば、暗転やホワイトアウトは一応作ることはできます。スライドなどのトランジションを使いたい場合はVLLOかiMovieをお勧めします。

⑦カラー

動画の質を左右するものの一つに色補正というものがあります。最初は何が正しいのかわからず難しく感じるかもしれませんが、慣れると色補正だけでクオリティーが愕然と上がるので、欠かせない作業となってきます。質の高い映像編集における超重要工程と言えますね。アプリではフィルタといって、タップするだけで動画全体の見た目を簡単に変更する事ができるものがあります。また、色補正はカラーコレクション(映像の色の補正)、カラーグレーティング(映像に色を付け加える)といったものがあり、こだわりってやりたい人は、アプリでも多少はできるようになってきているので使ってみてもよいかもしれません。今回は、フィルタの量と色補正の機能の有無を比較しました。

【VLLO】

フィルタの数 27
色補正 不可

【Adobe Premiere Rush】

フィルタの数 11
色補正 可能
露光量、コントラスト、ハイライト、シャドウ、色温度、色被り補正、自然な彩度、彩度、色あせたフィルム、シャープ、ビネット適用量、ビネットぼかしの編集が可能

【iMovie】

フィルタの数 10
色補正 不可能

カラーの編集に関しては圧倒的にAdobe Premiere Rushが優れています。色補正をしたものをプリセットとして保存することも可能です。VLLOのフィルタはナチュラルなものが多く、iMovieのフィルタは大胆でクリエイティブなものが多いです。

⑧速度

緩急のある映像は引き込まれますね。スピード感、疾走感を作るのに必要となる速度の編集はある種映像編集のスキルであります。モバイルアプリではどのくらい倍速できるのか、滑らかな速度変化にできるか(速度を表す線を斜めにする)を調べました。

【VLLO】

0.1-5倍で自由に決定

【Adobe Premiere Rush】

0.1-10倍で自由に決定
1つの動画素材内で複数回の速度変更可能
速度変化の傾斜0-3秒で設定可
ピッチを維持

【iMovie】

0.13倍、0.25倍、0.33倍、0.5倍、0.67倍、0.8倍、1.25倍、1.5倍、1.75倍、2倍から選択
1つの動画素材内で複数回の速度変更可能
フリーズの追加可能

速度変更に関してはAdobe Premiere Rushが最も自由の聞いた変種いうができます。ピッチを維持できるのも、速度変化を自然にできるのもこのアプリのみでした。iMovieではフリーズ機能が唯一ありました。動画素材から画像素材を取り出し挿入することで、フリーズを演出することはできますが、手間がかかるのでフリーズお機能を使いたい場合はiMovieが便利ですね。

ここで注意したいのが、モバイルアプリだと速度を落としたときにコマ落ちしてしまう(カクカクした動画になってしまう)ので極度に速度をモバイルアプリで落とすのはお勧めしません。

⑨オーディオ

BGMが動画にマッチしていたり、効果音が付け加えられたりしていると動画の印象を簡単に変えることができて便利ですね。無料のBGM素材があるのか、無料の効果音素材はあるのか、オーディオの編集はどこまでできるのかなどについて比較してみました。

【VLLO】

効果音 素材有り(多い)
BGM 素材有り
ボイス挿入 可
分割、複製、削除、ミュート、フェード、ボリュームの変換

【Adobe Premiere Rush】

効果音 素材無し
BGM 素材有り
ボイス挿入 不可
分割、複製、削除、ミュート、ボリュームの変換

【iMovie】

効果音 素材有り
BGM 素材有り
ボイス挿入 不可
分割、バックグラウンド・フォアグラウンドの設定、ミュート、フェード、複製、削除、ボリュームの変換

基本的に機能は同じようなものでした。Adobe Premiere Rushのみフェードがありませんでしたが、1つのクロップなのでクロスディゾルブを適用させることでフェードにすることが出来ます。効果音素材はAdobe Premiere Rushのみありませんでした。VLLOの効果音はかなりたくさんあったため、テロップや場面返還などで効果音を付け足したいときにお勧めです。

⑩その他

上記の8つの機能は全てのアプリに備わっているものの比較でした。上記のものの他にできる機能をまとめたのでこちらも参考にしてみてください。

【VLLO】

VLLOでは上記の9つの機能の他にも多くの機能があります。例えば、モーションステッカー(動くスタンプ)、動画の上に重ねるテンプレート、フレームなどです。VLLOプレミアム(1,220円)にするとモザイクや色補正、部分設定などの機能が追加されたり、BGMや効果音、フレームやモーションステッカーなどが無制限に使えるようになったりなど、映像編集の基本的なものがほぼ全て揃います。(ただ、そこまでの機能を必要としていないならば購入する必要はないと個人的には思います。)ここまで1,220円でできることは、PC用ソフトでも数少ないので、木になる人はぜひチェックしてみてください。

【Adobe Premiere Rush】

機能に関しては上の9つの機能がほとんどですが、Adobe Premiere Rushの凄いところは、アプリのカメラの機能にもあります。Adobe Premiere Rushのアプリのカメラを使って撮影すると、AFを設定したり、フレーム数を設定したりすることができます。撮影にこだわりたい人にはお勧めです。

【iMovie】

こちらも機能に関してはほとんどが上に書いてあるものです。iMovieでは、ムービーと予告編の2つから映像編集を選ぶことができ、ムービーの方では今まで説明したことのようなものができますが、予告編では14つのテンプレートから、映画の予告のような映像を作ることもできます。

目的別アプリの選び方

以上の比較から、それぞれのアプリがどのような映像を作るのに向いているのかを自分なりに定義して見ました。参考になれば幸いです。

まず、VLLOは機能が多く細かい作業ができます。特に、字幕やフレーム、スタンプといったもののテンプレートが多い上に今っぽいデザイン性が多いため、動画素材を生かした映像というよりは、動画素材にその他の様々な素材を付け加えるような、少し凝った動画を作りたい場合にお勧めです。文字を使った宣伝動画や、いわゆるYouTuberの人たちが配信しているような映像を作るのに適しているでしょう。

次にAdobe Premiere Rushは、とにかくカラーの編集に長けています。映像素材を生かした映像を作るのにお勧めです。風景や、イベントのダイジェストのような映像にお勧めですね。映像の質にこだわったVlogなどの編集にももってこいだと思います。

iMovieは、今回の機能の比較では一番使いづらいように思うかもしれませんが、無駄な機能が少なく、かなり使い勝手の良いアプリです。映像同士をカットして繋げたいだけのときや、速度を変換したいだけなど、軽く編集したいときにお勧めです。ただ、画面比率が16:9のみであるというところだけがネックなので、横向き動画で軽い編集を要するときにお勧めです。

最後に

モバイルアプリで映像の編集を本格的にやるということは、まだまだ一般化されていませんが、今のアプリの機能性を見ていると、さらに細かい編集を必要としていないならば、十分に編集はできるのではないかと思います。今回の機能の説明や比較が映像編集のアプリを選ぶ上での参考になれば嬉しいです。さらに、クオリティを上げたい場合には、iphoneの撮影で使える機材や、撮り方などを工夫していけば、さらに質の高い映像を作ることができるでしょう。次回は撮影で使える機材を紹介していきたいと思います。iphoneでも気軽に映像編集を楽しめる時代になると良いですね。

 

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